All About YAMAHA FG-150


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AA_FG-150_01

今、我が家には4本のYAMAHA FG-150があります。

YAMAHA FG-150といえば、FG-180とともに、国産フォークギター第1号として、長い間ギター愛好家に愛され続けている名器で、特に初期に作られた「赤ラベル」は、合板で造られているにもかかわらず、よく鳴るギターとして知られています。

僕の持っている4本のFG-150赤ラベルですが、みんなデザインが少しづつ違います。

もちろん、鳴り方も4本とも違います。

YAMAHA FG-150、赤ラベルについて、もっと知りたくなり、ネットで調べてみました。


History of FG-150:FG-150の歴史

ライトグリーンラベル

  • 1966年に、FG−180とともに、国産第1号のフォークギターとして発売
  • 最初期のスタイルは、ライトグリーンラベルが貼られ、ヘッドのロゴは「YAMAHA」の文字が横書きにスクエアフォントまたは平体ロゴと呼ばれる四角い字体で記され、釣鐘型のロッドカバーを使用。指板のポジションマークは5ミリドット。エンドピンはカバ材の木製。
  • ライトグリーンラベルのシリアルは、49XXXX〜62XXXX

赤ラベル

  • 1968年4月、ラベルが赤ラベルに変更される。ヘッドのロゴは平体ロゴ。シリアルは59XXXX〜622XXX。
  • 1968年5月、ヘッドのロゴが長体ロゴに変更される.シリアルは61XXXX〜87XXXX。
  • 1968年6月、三角型のトラスロッドカバーに変更される。エンドピンがプラスチックに変更される。シリアルは80XXXX〜952XXX
  • 1969年3月、ロゴが音叉マークに変更される。指板のポジションマークが3ミリドットに変更される。これが最終変更で、以降変更無し。シリアルは91XXXX〜99XXXX。
  • 7桁シリアルは、107XXXX〜152XXX、8桁シリアルは100XXXXX〜205XXXXXが確認されている。

FG-150 ライトグリーンラベル

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1本目の紹介です。このギターはライトグリーンラベルと言われる、薄緑色のラベルが貼られています。

平体ロゴ、釣鐘ロッドカバー、5ミリドットのポジションマークという構成です。

シリアルは560XXXです。

ペグのメッキが厚いとのことで、約50年前に製作されたとは思えない輝きを放っております。

響きはといえば、単音で弾いた時のリバーブがきいているような鳴りと、コード弾きした時の音のまとまりは、他の3本に群を抜いて素晴らしいものがあります。


赤ラベルだけどライトグリーンラベル仕様

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オークションで手に入れたこの1本は、もともとロッドカバーとピックガードが無く、ロッドカバーはFG-180 50thモデルのパーツを取り付け、ピックガードは自作しました。

ライトグリーンラベルの仕様と同じく平体ロゴと、カバ材のエンドピンで、シリアルは599XXXで、ライトグリーンラベルと赤ラベルの両方が確認されている番号なので、ライトグリーンラベル期に製作され、赤ラベルが貼られた、赤ラベル最初期の個体ではないでしょうか?

最初、ラベルに印刷された「YAMAHA GUITAR」の字体が平体ロゴで、前後のライトグリーンラベル、赤ラベルの字体が長体ロゴなのと違っていたので、ニセモノのラベルが貼ってあるのかと思ったのですが、ライトグリーンラベルから赤ラベルに変わる時期にFG-150と、FG-180に同じ字体のラベルが貼られてあるのを画像検索で確認して、決してニセモノではないと知りました。

まだあまり弾き込んでいないので、音はバラバラですが、単音の響きはいいので、せっせと弾き込む事にします。


赤ラベル/YAMAHA長体ロゴ・釣鐘ロットカバー

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ヘッドのロゴが長体ロゴ、釣鐘ロッドカバー、5ミリドットのポジションマークの赤ラベルです。

エンドピンはプラスチックで、シリアルは803XXXで、1968年製造と思われます。

単音弾きでも、コードを弾いてもつややかな響きがします。


赤ラベル/音叉マーク・三角型ロッドカバー

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こちらがFG-150の最終形、といいたいところですが、この4本目のFG-150は、赤ラベルの希少種ともいうべき、音叉マークなのに、5ミリドットのポジションマークとなっております。

シリアルは、7桁で、1051XXXです。このシリアルも、ネットで調べた7桁シリアルにあてはまってないイレギュラーです。

赤ラベルでも、初期型が良いといわれており、最終形は量産により個体差が大きく、鳴るギターと鳴らないギターがあると言われているのですが、このギターはそれなりに存在感のある音で鳴ってくれています。

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今は手元にないのですが、最初に手に入れたFG−150です。こちらは音叉ロゴ、三角型ロッドカバーに3ミリドットのポジションマークという最終形モデルです。

シリアルは7桁で137XXXXでした。1970年代に入ってからの製作と思われますが、見た目はボロボロのギターだったのですが、凄く良く鳴るギターでした。

横で別のギターをチューニングしてると、このギターも共鳴してウーンってうなってました。そんなギター見た事無かったので、それ以来、すっかりFG-150の虜になってしまいました。


ヘッドロゴの比較

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上からライトグリーンラベルの平体ロゴ、赤ラベル初期の長体ロゴ、最終形の音叉マークです。


ラベルの比較

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ラベルを比較してみると、赤ラベルでも3本ともデザインが少しずつ違っているのがわかります。


ピックガードの違い

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ライトグリーンラベルと赤ラベルでは、ネック部分のデザインが大きく変わっているのがわかります。


ロッドカバーの比較

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ロッドカバーの比較です。釣鐘型ロッドカバーが三角型ロッドカバーに変更されました。最後のS/No,599XXXの赤ラベルギターにはロッドカバーが欠品してましたので、ヤマハからFG-180 50thモデルのサービスパーツ、ロッドカバーを購入して取り付けました。


エンドピンの比較

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赤ラベル初期まではカバ材の木製のエンドピンが使われていたのですが、その後はプラスチックのものに変更になりました。


ペグの比較

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ペグは最終形で手で持つ部分が薄型に変更されております。


今回はFG-150の赤ラベル期のモデルについて調べました。

国産第1号として造られて50年たった現在でも、しっかり鳴って楽しませてくれるFG-150って、ほんとにすごい楽器だと思います。

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バラードメーカー「砧ベース」管理人 シンガーソングライター清水 一寛

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趣味:音楽、オールドギターの修理。コンテスト多数出場。
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